労働者派遣法にまつわる基礎知識を集約
派遣にまつわる
法律エトセトラ
サイトマップ

Last update 07/07/26

派遣を法律面から解説します



派遣で働いてみたい方へ

派遣で働く人が急激に増えています。労働者派遣法ができてから20年以上になりますが、当初制定された法律は規制緩和を繰り返して、現在はほとんどの分野で派遣社員が働くようになりました。しかし、新聞やテレビのニュースでたびたび報じられているように、現在の派遣という働き方は良い面と悪い面を持ち合わせています。個人が働く日時を自由に設定できる反面、1日から数ヶ月の短期間の雇用を繰り返すパターンが多いために労働者としての基本的な権利が侵害されている現実があります。ここでは、これから派遣で働こうとしている方へ、前もって知っておいた方がいい派遣法関連の基礎知識を伝授します。


日雇い派遣が増加しています

派遣の中でも、最近特に問題視されているのが日雇い派遣です。スポット派遣やデジタル派遣、アルバイト派遣、ワンコールワーカーなどとカタカナ表記を用いて新しく自由なイメージをもつ労働形態として注目を集めていますが、一方でこのような働き方を続ける若者たちは新しいホームレスであるとも指摘され、いくら働いても生活の質が改善しないワーキングプアの代表格であり、パートやアルバイトともにプレカリアート ( イタリア語で「不安定な雇用を強いられた人々」という意味 ) とも呼ばれるようになりました。また、日雇い派遣で食いつなぐ住所を持たない若者の生活スタイルからネットカフェ難民やマック難民という新たな言葉も生まれました。

彼らは生命線である携帯電話で仕事の以来を受け、労働時間と拘束時間が必ずも一致しない日替わりの仕事につき、定住先がないために最低限の身のまわりのものを詰めた荷物をコインロッカーに預け、自炊ができないために食費の高さとは反対に栄養価の低い食事をとらざるを得ず、1週間に数回のシャワーで体の汚れを落とし、ネットカフェのいすにもたれかかったり、テーブルに突っ伏して眠るような生活を月単位から長い人では年単位で続けています。1日の手取り給料が一見少なくなさそうに見えても、毎日同じ時給で働けるわけではなく、毎日仕事がある保障もないことから、年収が生活の最低水準といわれる生活保護レベル ( 首都圏で280万、地方の中堅都市で230万といわれている ) を下回るワーキングプアとなっています。また、日替わりの仕事に就くことが原因で仕事に慣れることがないため、日雇い派遣が関わる労災がたくさん起こっていることもわかってきており、彼らの実態の把握と救済が急務であるといわれています。




免責事項

このWEBサイトで提供している情報には細心の注意を払っておりますが、その内容を保証するものではありません。 ( 情報は古い場合がございます。) このWEBサイトの記載内容により生じた損害賠償責任その他いかなる責任も負いません。また、このWEBサイトからリンクされている他の管理者が提供するWEBサイトの内容には一切関知せず、その記載内容により生じた損害賠償責任その他いかなる責任も負いませんのでご了承ください。



このページのTOPへ
TOP
派遣の基礎知識
派遣で働く(1)
派遣で働く(2)
派遣いろいろ
派遣法の歴史
使用者の義務
派遣の予備知識
パート主婦のお守り
労働法基礎知識

Copyright© 2007 派遣にまつわる法律エトセトラ All rights reserved.